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安田賢治のここだけの話

景気動向に左右されない、就職率が高い学部は…

 今春の卒業生の就職は、売り手市場で好調だった。特に文系学部卒業生の就職が好転し、実就職率(就職者数÷<卒業生数−大学院進学者数>×100)は5年前の2011年の73.8%から86.6%に13ポイント近くアップしている。11年は08年秋に起きたリーマン・ショックの影響が尾を引き、文系学生の就職が極端に悪かった。そこから景気が持ち直し、学生の実就職率は大きくアップしてきた。

     学部別にみると、今年のトップは看護で95.0%、次いで家政・栄養が91.5%。家政・栄養では保育士や管理栄養士などの資格が取得でき実就職率も高い。以下、社会福祉91.2%、理・工90.8%、医療技術90.4%と続き、ここまでが9割を超えている。

     5年前と比べてもっとも実就職率が上がったのが薬学部で、30ポイント以上のアップだ。薬剤師取得までの修業年限が4年から6年になり、11年はまだ6年制の薬剤師が卒業する前の新卒薬剤師のいない空白の時期だった。そのため、実就職率は4年制の学科の卒業生のもので低かった。

     ところで、法、心理、文・人文などは就職率が低いが、それでも5年前に比べれば15ポイント以上アップしている。一方で、トップの看護は5年前でも94.6%で、ほとんど変化がなく、景気に左右されない安定した学部といえよう。

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