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日本人 本庶、前田、松村の3氏が有力

本庶佑・京都大名誉教授=2016年6月17日、平川義之撮影
崇城大の前田浩特任教授=同大提供
松村保広・国立がん研究センター新薬開発分野長=同センター提供

医学生理学、物理学、化学、経済学 トムソン・ロイター予想

 米文献情報会社「トムソン・ロイター」は21日、学術論文の引用回数などを基に、今年のノーベル賞の有力候補者予測を発表した。医学生理学、物理学、化学、経済学の4賞で24人を挙げた。うち日本人は、医学生理学で本庶佑(ほんじょ・たすく)・京都大客員教授(74)、化学で前田浩・崇城大特任教授(77)と松村保広・国立がん研究センター新薬開発分野長(61)の3氏。

     本庶氏は、免疫細胞の働きを抑制する作用のある分子「PD1」を発見。この働きをコントロールすると免疫細胞によるがんへの攻撃が再活性化し、抗がん治療になることを突き止め、新たな免疫療法の発展に貢献した。

     前田、松村両氏は、がん組織に高分子化合物が長くとどまる性質があることを突き止め、「EPR効果」と命名。この効果を制御し、高分子の薬剤をがん組織に効率的に作用させることが可能になった。

     同社は、各分野で論文の引用数が上位0.1%に入る注目研究者のうち、ノーベル賞の傾向などを考慮し「有力候補者」として毎年発表している。昨年までに255人を予測し、うち39人がノーベル賞を受賞した。今年のノーベル賞は10月3日から順次発表される。【渡辺諒】

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