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脳損傷回復薬

治験を開始 国内5医療機関で 幹細胞注入

 再生医療ベンチャー「サンバイオ」(東京都中央区)は21日、けがなどで脳の神経細胞が死んだり傷ついたりして体のまひなどが出た「外傷性脳損傷」の患者に対し、加工した幹細胞(細胞医薬品)を用いて機能改善を試みる治験を、国内5カ所の医療機関で実施すると発表した。1例目の手術は東京大病院で今秋にも行われる予定だ。

     対象者は、脳に損傷を受けてから1〜5年が経過し、現在の医療では回復が見込まれない患者。治験は米国と共同で行い、日米計52人を予定している。日本では8人以上実施する計画だ。移植する幹細胞の数が▽1000万個▽500万個▽250万個▽細胞なし−−の四つのグループに分け、運動機能の改善状態を1年間、追跡調査する。

     この細胞医薬品は、健康な人の骨髄から採取した幹細胞を加工・培養したもの。頭蓋骨(ずがいこつ)に開けた1円玉ほどの穴から、患部周辺3カ所の脳に注射で移植する。移植した幹細胞が、傷ついた神経細胞の修復を促す栄養分を分泌すると考えられる。

     米国では、脳梗塞(こうそく)患者に対しての治験が先行実施されており、車椅子が必要だった患者が少し歩けるようになるなどの運動機能の改善が確認された。

     治験参加に関する問い合わせはコールセンター(電話0120・555・475)。【藤野基文】

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