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トランプ氏、誇張や誤り…メディア即座に指摘

 【ロサンゼルス長野宏美】米大統領選の共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)と民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が直接対決した初めての討論会は非難の応酬になった。米メディアは即座に両候補の発言を事実確認(ファクト・チェック)。ほぼ正確な発言に徹したとされるクリントン氏に対し、「誤りや扇動が多い」と批判されてきたトランプ氏は今回も誇張や誤りをより多く指摘された。

「クリントン氏、ほぼ正確」…討論会

 「間違いだ。間違いだ。私はイラク戦争に反対だった」。トランプ氏はイラク戦争への賛成を指摘されると、初めから懐疑的だったと激しく反論した。だが、ワシントン・ポスト紙は「まったくの誤りだ」と切り捨て、トランプ氏が米国のイラク侵攻前に「反対した証拠はない」と断言した。

 トランプ氏はこれまでたびたび主張してきた在日米軍など同盟国の経費負担について「我々は日本や韓国などを守っているが、彼らは公平な負担をしていない」と持論を展開した。

 だが、政治専門メディア「ポリティコ」は「日本は今年、(在日)米軍基地の直接支援だけで17億ドル(約1700億円)を負担し、基地で働く日本人のコストの90%以上を払っている」と数字を挙げて反論した。

 一方、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を巡るクリントン氏への批判はトランプ氏に軍配が上がった。

 「あなたはTPPをゴールド・スタンダード(最も理想的な基準)と呼んだ」

 労働者層の支持獲得を狙うトランプ氏は、自由貿易協定は米国の雇用を失うなどとして強く反対しており、賛成から反対に転じたクリントン氏を追及した。

 「私の(TPP反対)発言を聞いて、突然反対し出した」とトランプ氏が指摘すると、クリントン氏は「私はそれが良い取引であることを望むと言ったんだ」と反論。だが、ワシントン・ポスト紙によると、クリントン氏は2012年にTPPを「ゴールド・スタンダード」だと明言している。

 クリントン氏は討論会の前半で「私のウェブサイトにはファクト・チェッカーがある。ぜひ見てください。何が真実かわかる」と語り、トランプ氏の発言をうのみにしないよう呼びかけた。

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