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私立保育園が開園断念 近隣住民反対で

近隣住民の反対で保育園の開園が白紙になった建設予定地=武蔵野市吉祥寺東町1で2016年9月29日午後1時48分、福沢光一撮影

 「住みたい街」のトップランクとして若い世代にも人気の東京都武蔵野市吉祥寺で、近隣住民の建設反対運動が起きていた私立の認可保育園が、開園を断念したことが29日分かった。同園は来年4月開園予定で、市内の待機児童数の約3分の2にあたる81人を受け入れ予定だった。市子ども育成課は「住民から建設の不同意書が出され、事業者の心が折れたようだ。待機児童ゼロを目指しているだけに大変残念」と話している。

 断念したのは埼玉県の民間事業者が計画していた「ましゅまろ保育園」。JR吉祥寺駅北口徒歩約10分の武蔵野市吉祥寺東町1の閑静な住宅地にある約500平方メートルの空き地が予定地だった。

 しかし、都の承認で着工しようとしたが、住民側は8月30日、予定地周辺の交通量が多いことに加え「近隣と合意がなく、事業者には保育園の運営経験がない」などと建設見直し陳情を市議会に提出。さらに20日、建設の不同意書を市に出し、対決姿勢を鮮明にしていた。

 事業者は28日、「住民との合意形成の見通しが立たず、開園に間に合わない上、地域に根差した運営も困難」などと断念の意向を市に伝えた。

 反対の住民団体で共同代表を務める男性(64)は「本来は行政主導で事業者を選び、市有地に開設すべきだ」と指摘する。一方、待機児童解消を期待していた市議は「住みたいまちナンバーワンと言われてきた吉祥寺が高慢なまちだと見られかねず、残念を通り越して情けない」と話した。邑上(むらかみ)守正市長は「園の運営は地域の協力が必要。市民の理解を得て、保育施設の整備につとめたい」とコメントした。【福沢光一】

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