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ウルフ初優勝 男子100キロ級

男子100キロ級で初優勝したウルフ(上)=東京都千代田区の日本武道館で2016年10月2日、岩壁峻撮影

 柔道の全日本学生体重別選手権は最終日の2日、男女各3階級が行われ、男子100キロ級は4月の全日本選抜体重別選手権を制したウルフ・アロン(東海大)が初優勝した。同100キロ超級は1992年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの小川直也氏の長男、雄勢(明大)が2連覇を果たした。女子57キロ級は出口クリスタ(山梨学院大)が初めて制した。

    ベイカーの背、追いかけ続け

     残り30秒で相手に投げられて天を仰いだ。会場はどよめいたが、場外の判定。しぶとく逃れて、ウルフが指導一つの差の優勢勝ちで学生王座を手にした。

     ともに組み合ってけん制する両者。「相手の反応で返し技を狙っているのが分かった」と得意の投げ技を自重した。狙い通りの試合運びだったが、決勝までの4試合はすべて一本勝ちしただけに、試合後は「自分の持ち味が出せなかった」と不満げだった。

     リオデジャネイロ五輪90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(東海大)は同じ講道館の柔道クラブの1年先輩。ともに米国人の父を持つため比べられがちだが、「ベイカーさんは回復も重視する練習スタイルだが、自分は追い込むタイプ」と泥臭さが持ち味だ。

     「マイペース」な先輩との会話は少なかったが、中学、高校、大学と同じ道を歩み、常にその背中を追いかけてきた。そんな先輩の活躍に「五輪は遠いものじゃない」と刺激を受けたが、金メダルには手を触れなかったという。「メダルは自分でとって触れるもの」。東京五輪を見据える20歳の若武者の言葉は力強かった。【松本晃】

     ○…男子100キロ超級の小川は冷静に勝利を重ね、大学進学から2年連続で頂点に立った。組み手争いで優位になれる分、慌てることなく技に入れる自信が増しているという。ただ、「もう一歩が出ない」と話すように、決め手を欠き優勢勝ちが多かったことには不満げだった。明大の先輩でもある父直也氏も、1987年からこの大会の95キロ超級を2連覇した。試合観戦した直也氏は「去年よりしっかりしてきた」と成長を認める。2020年東京五輪出場へ向け、まずは来年の世界選手権に照準を合わせている。

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