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来春から米国で活動

ピースの綾部祐二さん=東京都渋谷区で2016年10月8日午後8時27分、最上聡撮影

 お笑いコンビ「ピース」(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)の綾部祐二さん(38)が8日、東京都渋谷区で記者会見し、来年4月から米ニューヨークに拠点を移して英語を勉強し、コメディアンとして活動しつつ、俳優などを目指すことを明らかにした。

     来年3月までにTBS「王様のブランチ」をはじめ、レギュラー番組9本を降板するなど、日本での芸能活動を事実上休止するが昨年、小説「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹さん(36)とのコンビは解消しないという。綾部さんは「来年(12月で)40歳になる。以前から挑戦を決めていたが、先生(相方)の受賞も刺激になった。一度で良いからハリウッドのレッドカーペットを歩きたい」と話した。綾部さんは茨城県出身。お笑いのほか、映画やテレビで俳優としても活動していた。

     記者会見で綾部さんは、「A、Bと始まってCow(牛)など、Cの単語を覚えているところ」と集まった報道陣を笑わせ、文法もさっぱりで、英語をまったく話せないことを明かした。まず2、3年かけて語学の勉強をするところから始めるという。「アメリカでビッグになるまで、日本に戻らない」と、挑戦の期限を区切らないことを強調。時折、日本に戻ってきてテレビ番組に出演することなども「しない」と明言した。一方で、「ホームシックになって3カ月で戻ってくるかも知れず、どうなるかは分からない。そのときは吉本の本社前で土下座会見するか、雲隠れする」などと、冗談とも本気ともつかぬ発言もあった。

     今回の件を社長に報告した際、「『お笑い界の野茂英雄になりたい』と言ったら笑われた」。昨年の又吉さんの芥川賞受賞で、「コンビ内格差」がネタにもなった綾部さん。「相方を『先生』と呼ぶことになるとは思わなかった。先生の偉業に、自分はそのままでいいのかという思いが強くなった」と、今回の決断の理由の一つになったことを説明。綾部さんによると、又吉さんは「行った方ええんちゃう。面白い」と話し、了承してくれたという。

     又吉さんはこれまで通り国内で活動を継続するが、ピースとしての活動も事実上休止となる見通し。しかし、綾部さんは休止という思いはあまりないようで、「もし、先生が米国に来ることがあったら一緒に仕事ができるかも」などと語っていた。【最上聡】

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