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5人死傷「共謀」焦点 札幌地裁、2被告初公判

永桶昇太さんの遺体が見つかった現場=北海道砂川市で2016年4月26日午前11時41分、澤俊太郎撮影

 北海道砂川市の国道12号で昨年6月、一家5人が死傷した交通事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた谷越隆司被告(28)と古味(こみ)竜一被告(27)の裁判員裁判初公判が17日、札幌地裁(田尻克已裁判長)で開かれる。検察側は両被告に対し、全国的にも例の少ない「危険運転致死傷罪での共謀」を適用しており、裁判所がこれを認めるかが焦点となる。

 起訴状によると、両被告は昨年6月6日夜、それぞれが運転する車で速度を競いながら、100キロ超の猛スピードで赤信号の交差点に進入し、酒気帯び状態の谷越被告が運転する車が、歌志内市の会社員、永桶(ながおけ)弘一さん(当時44歳)ら一家5人の軽ワゴン車に衝突した。

 車外に投げ出された長男昇太さん(同16歳)が古味被告の車に約1.5キロ引きずられるなど、4人を死亡させ1人に重傷を負わせたとしている。

 検察側は事故前に両被告の間に打ち合わせはなかったが、「赤信号をあえて無視してでもスピードを出して競い合おう」という「暗黙の意思疎通」があったとしている。主位的訴因の危険運転致死傷罪が認められなかった場合に備え、同法違反(過失致死傷)罪などを予備的訴因として追加した。

 両被告の弁護側は「あえて赤信号を無視しておらず、共謀もしていない」として危険運転致死傷罪について無罪を主張。谷越被告側は5人への過失致死傷罪を認めているが、長男への過失致死罪などに問われている古味被告側は「長男をひいた認識はない」として無罪を主張している。

 道警は2人が事故前に飲酒したとみて捜査したが、地検は谷越被告のみを道交法違反(酒気帯び運転)罪で起訴し、古味被告の立件は見送った。

 事故で亡くなった弘一さんの妻文恵さん(同44歳)の母、広沢千恵子さん(85)が被害者参加制度で意見陳述するほか、検察側証人として証言する予定。広沢さんは「もう一度家族に会いたいという気持ちが強くなっている。被告たちには罪を認めてもらいたい」とのコメントを弁護士を通じて出した。【安達恒太郎】

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