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リヤカー

五大陸を踏破、キト到着…鳥取の35歳吉田さん

エクアドルの首都キトにある赤道記念碑に到着した吉田正仁さん=2016年10月20日、吉田さん提供

 リヤカーを引いて徒歩で南米大陸を縦断していた鳥取市の吉田正仁さん(35)が20日正午(現地時間)、ゴールに設定していたエクアドルの首都キトに到着した。2009年から始めた旅で、南極を除く五大陸約6万3300キロを踏破した。

 吉田さんは09年1月から13年6月にかけ、ユーラシアと北米、オーストラリアの3大陸を歩き、地球を一周した。いったん帰国した後にアフリカ大陸を縦断し、昨年10月から南米大陸に挑んでいた。アルゼンチンにある世界最南端の都市ウシュアイアをスタートし、大陸西側のチリやペルーなど5カ国計1万1300キロを歩ききった。

 チリでは物資が補給できない広大なアタカマ砂漠を越えるため、水や食料など100キロ近くの荷物をリヤカーに積んで3週間歩いた。過酷な環境の中で、車の通りすがりに差し入れしてくれた運転手は30人に及び、「人の優しさが心の奥底に響いた」と話す。チリからボリビアへ向かうため臨んだアンデス山脈では、標高4000メートル超の峠をいくつも越えた。「諦めることは最も簡単な選択肢だと思い、とにかく一歩一歩ゆっくり進むしかなかった」と、1年間にわたる道程を振り返った。

 キトにある赤道記念碑に着いた吉田さんは、今後について「もしかしたらこのままアラスカまで歩いて行くかもしれないし、3日でやめる可能性もあります。とにかく行けるとこまで行ってみたい」と話した。【高嶋将之】

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