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超小型衛星

12月9日に打ち上げ決定 静岡大など開発

 地上と宇宙空間の基地をつなぐ「宇宙エレベーター」実現に向けた技術開発に役立てようと、静岡大などが開発した超小型衛星「STARS−C」が12月9日に打ち上げられることが決まった。鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる無人補給機「こうのとり」6号機に搭載して、国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、日本実験棟「きぼう」から宇宙空間へ今年度中に放出される予定。

     「宇宙エレベーター」は地上と宇宙ステーションなどを数万キロのケーブルでつなぐ輸送手段として開発が進められている。同大工学部の山極芳樹、能見公博両教授の研究グループは、ケーブルに使われる、電流を通す特殊繊維「テザー」を研究。1辺が10センチの立方体型をした親基と子基からなる「STARS−C」を使い、2基をつなげるテザー(長さ約100メートル、太さ0・4ミリ)が宇宙空間でどのような動きを示すか、基礎的なデータを集める。

     「STARS−C」は、「きぼう」の放出衛星として2014年9月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の選定を受け、研究グループは浜松市など静岡県内外の企業の協力を得ながら開発した。放出に成功すれば、県内で開発された初の人工衛星となる。

     山極教授は「ようやくこの日が来た。宇宙エレベーターまでの道のりはまだ長いが、研究を積み重ねて着実に近づけていきたい」と話している。【荒木涼子】

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