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田部井淳子さん77歳=女性初エベレスト登頂

田部井淳子さん=丸山博撮影

 世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に女性として初めて登頂した登山家の田部井淳子(たべい・じゅんこ)さんが20日、腹膜がんのため埼玉県川越市内の病院で亡くなった。77歳。葬儀は21日、近親者のみで営んだ。喪主は夫政伸(まさのぶ)さん。

 福島県三春町出身。1962年、昭和女子大を卒業後、社会人の山岳会で本格的に登山を開始。「女子だけで海外遠征を」を合言葉に69年、「女子登攀(とうはん)クラブ」を設立した。75年、35歳の時に日本女子登山隊の副隊長としてエベレストに挑み、女性で世界初の登頂者となった。

 その後、各大陸の最高峰登頂に次々と成功。92年のエルブルース(ロシア)登頂によって女性で世界初の7大陸最高峰登頂を果たし、95年に内閣総理大臣賞を受賞した。2000年にエベレストのごみ問題をテーマにした研究で九州大大学院の修士課程を修了。山岳環境保護団体「日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト」(HAT−J)代表も務めた。

 登山に関する著書が多数あり、テレビ出演などを通じて山の魅力を伝えたが、07年に乳がんを発病。12年に腹膜がん、14年に脳腫瘍を患ったが、闘病しながらも精力的に登山を続けた。13年からは東日本大震災の被災者を元気づけようと、東北の高校生たちと富士山を登る活動を開始。今年7月に富士山の元祖7合目(3010メートル)まで登り、頂上へ向かう高校生を見送ったのが、最後の登山となった。【長田舞子】

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