大川小津波訴訟

遺族ら市議に控訴関連議案否決働きかけへ

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石巻市や県へのメッセージを書いた紙を手に、同市議会に控訴否決を求める考えを示す大川小原告遺族=宮城県石巻市針岡で2016年10月29日午後、百武信幸撮影
石巻市や県へのメッセージを書いた紙を手に、同市議会に控訴否決を求める考えを示す大川小原告遺族=宮城県石巻市針岡で2016年10月29日午後、百武信幸撮影

 東日本大震災の津波で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の訴訟で、学校側の過失を認め、市と県に14億円余りの支払いを命じた仙台地裁判決を不服として市が控訴する方針であることに対し、原告遺族は29日、緊急集会を開き、市が30日の市議会臨時会に提案する関連議案を否決するよう市議に働きかけることを決めた。

 原告遺族ら約15人はこの日、市の控訴方針を受けて市内で対応を協議。30日午後の市議会臨時会に、市が控訴するための議案を提案することから、その前に遺族たちが直接、市議に訴えかけることを決めた。議会開会前に市役所前で「議会の良心を示して」といった内容の紙を掲げるという。

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