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チーム名は「琉球王国」に由来する…

 チーム名は「琉球王国」に由来する。この秋に誕生した男子のプロバスケット「Bリーグ」に加入した琉球ゴールデンキングス。人気チームの一つになった▲沖縄に設立されたのは10年前のこと。この人がいたからチームは生まれた。運営会社社長の木村達郎(きむらたつろう)さん(43)。東京・渋谷出身で関東の大学を卒業した彼がなぜ沖縄にのめり込んだのか。著書「琉球ゴールデンキングスの奇跡」に詳しい▲木村さんは所属した学生リーグで沖縄出身選手の自由奔放なプレーに魅せられた。子供のころから米軍基地の兵士とプレーを楽しむ土地柄だ。現地を訪ねると、住民がバスケットと土地への愛情を強く抱いているのを感じた。その後Bリーグの前身のbjリーグができた時、ここにチームを作ろうと決心したという▲最初は県外者がカネもうけに沖縄を利用しようとしているのではないかと見られていた。酒席で「骨をうずめる気があるのか」と絡まれたこともある。心底、沖縄のためになりたい。熱意を伝え、賛同者を増やした。bjリーグの1年目は最下位に沈み、経営も苦しかった。それでもファンは見放さなかった▲米軍普天間飛行場の移設をめぐり、「沖縄の魂」という言葉を聞く。琉球王国の時代から守ってきた誇りという意味か。それを傷つける差別的な発言が物議を醸す。本土は魂の存在に気づいているだろうか▲ゴールデンキングスには本土出身の選手たちもいる。地元のファンは彼らに沖縄の思いを託し、ホームゲームの観客席を埋め尽くす。時にカチャーシーを踊り、コートには三線(さんしん)の音が響き渡る。チームを鼓舞するのは沖縄の魂だ。

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