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トンネル工事

作業員9人を搬送、CO中毒か 山口

作業員が倒れる事故があった工事現場=山口県下松市下谷で2016年11月16日午後4時4分、本社ヘリから野田武撮影

 16日正午ごろ、山口県下松(くだまつ)市下谷(くだたに)のトンネル工事現場で、作業員から「トンネル内に人が取り残されている」と119番があった。トンネル内で作業していた男性8人と救助に入った男性1人の9人が一酸化炭素(CO)中毒の疑いで病院に搬送されたが、いずれも意識はあって命に別条はない。工事を発注した県や県警が事故原因などを調べている。

     下松市消防本部などによると、トンネルでは19~58歳の男性作業員8人が補修工事をしていたが、連絡が取れなくなったため、別の男性作業員(43)がトンネル内に入って8人が倒れているのを見つけた。この男性作業員が1人をトンネルの外に連れ出し、さらに4人が作業用の運搬車に乗って自力で外に出てきたところを消防隊が救助した。取り残された3人も午後3時過ぎまでに救助された。

     現場は作業用のトンネル入り口から約1.5キロ進んだ地点。周辺からCOが検出されており、作業用の軽トラック数台や発電機が持ち込まれていた。

     県によると、同県周南市の水越ダムから周辺の工場地帯に工業用水を流すためのトンネルで、全長15キロ、幅2.3メートル、高さ2・3メートルのかまぼこ型。今月11日から水を止め、特殊なコンクリートで床を覆って補強するために老朽化したコンクリートをはがしていた。

     厚生労働省によると、CO中毒で4日以上の休業を余儀なくされた労働災害は2014年までの過去3年間で85件発生し、死傷者は136人。その約半数を建設業が占めており、換気が不十分な場所でガソリンエンジンで動く発電機などを使ったのが主な原因だった。【杉山雄飛、祝部幹雄、浅野翔太郎】

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