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バチカン大聖堂

西本智実さん指揮でグレゴリオ聖歌

バチカンのサンピエトロ大聖堂で「オラショ」の原曲であるグレゴリオ聖歌を指揮する西本智実さん=2016年11月16日、福島良典撮影

 【ローマ福島良典】キリスト教カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ大聖堂で16日、指揮者の西本智実さん(46)率いる「イルミナートフィルハーモニーオーケストラ・合唱団」が長崎・平戸の隠れキリシタンの祈り「オラショ」の原曲であるグレゴリオ聖歌などを演奏した。

 「オラショ」は日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルら宣教師が持ち込み、長崎県平戸市生月島(いきつきしま)の隠れキリシタンによって450年以上にわたって唱え継がれてきた祈り。バチカン国際音楽祭の開幕コンサートとして原曲のグレゴリオ聖歌が披露された。

 コンサートに続き、インドで貧者救済に生涯をささげた修道女、マザー・テレサ(1910~97年)が今年9月にカトリック最高位の崇敬対象「聖人」となったことを記念するミサが開かれた。

 コンサートとミサにはバチカンのシスティーナ礼拝堂聖歌隊も出演。西本さんは演奏後、「世界平和への願いに加え、『アジアがより深い絆で結びつくように』という祈りを込めて参加した」と語った。

 西本さんとオーケストラ・合唱団のバチカン国際音楽祭参加は2013年から連続4回目。17日にはローマ南部の聖パウロ大聖堂でベートーベンの交響曲第9番を演奏する。

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