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長崎大「BSL4」施設の設置容認へ

 長崎大が坂本キャンパス(長崎市)に設置を検討している最も危険度の高い病原体を研究する「バイオセーフティーレベル(BSL)4」施設について、長崎市が設置を容認する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。長崎県も同様の方針で、近く市・県・大学で協議を開き、安全対策などについて確認したうえで表明する見通し。

 地元同意が得られれば、施設設置を「国策」と位置付ける政府は来年度、具体的な予算措置を講じる方針で、動きが本格化する。

 長崎大は2014年に、同大など10の大学・研究機関でつくる委員会での検討を経て、BSL4施設の設置候補となった。大学側は大学病院が隣接していることなどから、坂本キャンパスを建設候補地とし、20年度の稼働を目指している。

 同キャンパスは住宅密集地にあり、地元住民からは「テロや地震などによるウイルスの漏えいが懸念される」などと反対の声があり、市などは長崎大や政府に対策を求めていた。

 関係者によると、政府が17日に安全確保の取り組みを財政面などで全面的に支援することを関係閣僚会議で決定したことなどを受け、設置を容認できる環境が整ったと判断しているという。

 長崎大のBSL4施設では、エボラウイルスなど最も危険性の高い病原体を使って治療薬やワクチン開発に取り組む予定。【加藤小夜】

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