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韓国大統領の末路の巻

強大な権力の代わりに誘惑も多く 亡命、暗殺、逮捕が続く理由

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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友や側近が逮捕・起訴されました。 一体どうしてでしょうか? 朴氏の親友・崔順実(チェ・スンシル)被告と側近のアンジョン・ボム、チョン・ホソン被告が共謀して職権乱用したり、国政に介入したりした疑いがあります。 検察は朴氏が共謀関係にあったと判断しています。 崔被告の元夫は朴氏の元秘書で、朴氏の両親が殺された後ずっと寄り添ってきたのが崔一家だったそうです。 朴氏の父親も大統領でしたが、韓国の大統領は暗い末路が多いですよね。
韓国の歴代大統領は以下の通り。 初代~第3代 李承晩(イ・スンマン)        建国の父        「李承晩ライン」で沿岸水域の主権を一方的に宣言。        しかし、その後ハワイに亡命。 第4代 尹潽善(ユン・ボソン)は軍事クーデターで辞任。 第5~9代 朴正熙(パク・チョンヒ)      「漢江の奇跡」で驚異的な経済成長を遂げ、日韓国交正常化を締結。      一方、「民主化運動を弾圧した軍部独裁政権」との批判も。      暗殺されました。 第10代 崔圭夏(チェ・ギュハ)は光州事件で辞任。 第11、12代 全斗煥(チョン・ドゥファン)      「粛軍クーデター」で実権を掌握。      95年に逮捕。 第13代 盧泰愚(ノ・テウ)     95年に逮捕。 第14代 金泳三(キム・ヨンサム)     在職中に逮捕。 第15代 金大中(キム・デジュン)      次男、三男が逮捕。 第16代 盧武鉉(ノ・ムヒョン)     逮捕され、2009年に自殺。 第17代 李明博(イ・ミョンバク)     兄が逮捕。 確かに、暗い末路が多いですね…。
朴正熙は61年、クーデターで実権を掌握。 開発独裁で経済を成長させました。 しかし79年10月、側近により暗殺…。 同年12月、暗殺事件の合同捜査本部長だった全斗煥保安司令官や盧泰愚陸軍少将らが「粛軍クーデター」を起こし、実権を掌握。 全氏は80年5月、全国に戒厳令をしいて金大中ら有力政治家を一斉に逮捕しました。 事実上の軍政誕生に反発した学生デモと戒厳軍との衝突で200人以上が死亡。 これが「光州事件」です。 崔圭夏大統領は辞任。 全氏が9月に後任に就きました。 また、金大中氏は80年死刑判決を受けましたが、根拠になった事件はでっち上げだったのです。 大統領は1期5年に限られています。 朴正熙が16年も務めて独裁になった反省からですが、権力が集中しているのは今も変わりません。
体裁は三権分立ですが、憲法裁判所長など重要なポストの任免権や法案拒否権、戒厳令布告権を持ち、大統領は「国王」のようなものなのです。 憲法で「内乱罪などを除き在職中は訴追を受けない」とあって、辞任しない限り逮捕もされません。 そのため外からの誘惑も多く、蓄財に励むわけでもあります。 また任期内に成果を出そうとして無理をし、任期終盤に急激に影響力が低下するという欠点があります。 再任がないため、国民も「選挙で落とす」という民意の表し方ができません。 そのためデモが起こっているのですね。

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