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31歳男性の労災認定 違法残業で適応障害に

 入社2年目の三菱電機の男性(31)が違法な長時間残業を強いられて適応障害を発症したとして、神奈川労働局藤沢労働基準監督署が24日、労災と認定した。東京都内で25日に記者会見した男性によると、「過労死ライン」とされる80時間の2倍に当たる約160時間の残業をした月もあったが、上司の命令で少なく申告させられていた。

     男性は「不眠と意欲低下で『早く死んで楽になりたい』『逃げたい』とばかり考えた。過労自殺した電通の新入社員と自分は紙一重」と話した。男性は休職期間満了後の今年6月に解雇され、現在はうつ病と診断されて療養中。今後、三菱電機に解雇撤回を求めるという。

     認定などによると、男性は2013年4月に入社し、情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)で医療用半導体レーザーの研究開発などを担当した。14年1月以降に月100時間超の残業を強いられ、同年4月上旬ごろに適応障害を発症した。

     同社の入退室記録によると、繁忙期の同年1月16日から1カ月間の残業は約160時間に及んだ。しかし上司の命令に応じて59時間半と過少申告。ほかの月も「40時間未満にしろ。毎月39時間だと不自然だから、ばらばらの数字にしろ」と命じられていた。

     一方で男性は、本当の残業時間を申告した先輩社員が上司に責される場面を目撃したり、上司から「言われたことしかできないのか。お前は俺が『死ね』と言ったら死ぬのか」とパワハラを受けたりしたという。

     同社広報部は「労基署の判断を確認のうえ、対応を検討する」とコメントした。【早川健人】

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