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「脱原発」加速否決 29年の達成ならず

 【ローマ福島良典】スイスで27日、「脱原発」の加速の是非を問う国民投票が実施され、賛成45.8%、反対54.2%の反対多数で否決された。可決されれば、国内にある原発5基のうち3基が来年末までに稼働停止となり、2029年に脱原発が達成される予定だった。

 2011年3月の福島第1原発事故を受け、スイス政府は国内の原発5基の稼働を段階的に停止し閉鎖する方針を発表したが、脱原発への具体的な日程は決まっていない。

 このため、左派・緑の党は、原発の新規建設を禁じると共に運転期間を最長45年に限定する構想「計画的な脱原発」を提案し、国民投票実施に必要な署名を集めた。

 スイスの総発電量に占める原発の割合は約33%。政府や産業界は、脱原発を急げば再生可能エネルギーの生産が追いつかず、ドイツやフランスからの電力輸入が増えることなどを理由に緑の党の構想に反対していた。

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