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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『味がある。』マメイケダ・著

“リアル”ではないがふと手を伸ばしたくなる

◆『味がある。』マメイケダ・著(誠光社/税抜き1500円)

 幼時に好んでいた絵本はどんなものだったか、振り返ってみれば、絵のタッチがリアルであればあるほどうれしくなって、ずっと眺めていたものだった。私は好き嫌いの多い面倒な子供で、生のトマトは食べられなかったのに、幼稚園の本棚にあった、トマトの断面をスーパーリアルに描いた絵本は度々開いていた。そのうちトマトがそんなに嫌でもなくなってきて、度々あの絵を思い出し、描かれていたのはこういう味わいだったのか、と得心する。好悪の境界をぶっとばし、わけもわからず惹(ひ)き付けられた、絵の力。

 大阪の絵描き、マメイケダさんが描く食べものの絵も、そういう力を持っている。

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