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「五つ星運動」政権獲得準備に着手 改憲反対派

首相候補に名前が挙がっている「五つ星運動」のルイジ・ディマイオ下院副議長(左)とアレッサンドロ・ディバティスタ下院議員=ローマで5日、AP

 【ローマ福島良典】イタリア国民投票の憲法改正案否決で「来春に総選挙」の可能性が浮上したことを受け、改憲反対派を率いた新興政治団体「五つ星運動」が政権獲得の準備に着手した。改憲否決で浮き彫りになった既成政治批判、反権威の時流に乗り、政権の座を狙おうという戦略で、既に閣僚人事や政権公約作りの検討を始めている。

     2018年2月予定の総選挙を前倒しするかどうかはマッタレッラ大統領の判断。伊メディアによると、イタリアが来年の主要7カ国(G7)議長国であることなどから、マッタレッラ氏は可能なら早期選挙は避けたい意向だという。

     だが、アルファノ内相は5日、レンツィ首相との会談後、「来年2月に総選挙」との見方を示した。背景には、野党各党が早期選挙を要求する中、「与党・民主党だけ反対するのは政治的な自殺」(伊紙レプブリカ)というレンツィ氏側の危機感がある。

     こうした中、「五つ星」は7日、上下両院議員総会を開き、早期選挙を通じた政権獲得への協議を本格化させる。首相候補と目されているのはルイジ・ディマイオ下院副議長(30)とアレッサンドロ・ディバティスタ下院議員(38)だ。また、改憲反対運動を展開した有名学識経験者らが主要閣僚候補に挙がっているとされる。

     「五つ星」創設者の元コメディアン、ベッペ・グリッロ氏(68)は5日、自身のブログで「人々の生活」の改善を中心課題に据え、先端技術の活用による省エネや労働時間の半減に取り組む方針を表明。総選挙に向けて政権公約を決めるオンライン投票を支持者に呼びかけた。

     他党と連立を組まない独立独歩というこれまでの路線についても、政権奪取を視野に入れ、変更する可能性がある。伊紙メッサジェロなどによると、ベルルスコーニ元首相(80)の中道右派政党「フォルツァ・イタリア」や、反ユーロ、不法移民排斥を掲げるサルビーニ書記長(43)率いる右翼政党「北部同盟」と政策分野ごとに協力する選択肢が内部で検討され始めたという。

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