メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

三菱重工と原燃が出資へ 再建支援で

 三菱重工業と日本原燃が、経営再建を目指す仏原子力大手アレバに出資する方向で調整していることが8日、分かった。2017年前半にも計数百億円を出資し、アレバ株の1割前後を握る可能性がある。アレバが経営難に陥ったことから、関係の深い2社がアレバ筆頭株主の仏政府の要請に応じる形で再建支援に乗り出すことになった。

     アレバは原子炉開発からウラン採掘までを手がける原子力総合企業。しかし、世界的な原発需要の低迷などで近年業績が悪化。15年12月期は最終赤字に陥っており、仏政府が主導して核燃料サイクルなどの事業を切り離して新会社を設立する計画だ。仏政府はアレバ再建に向けて30億ユーロ(約3700億円)規模の資本増強を予定し、三菱重工と原燃が新会社に出資する方向になった。

     アレバには中国の原子力企業なども出資を模索しているとされ、三菱重工などの出資には、原発の売り込みを積極化する中国に対するけん制の意味もありそうだ。資本増強後も、アレバの支配権は仏政府が握る見通し。

     三菱重工は1991年に核燃料サイクル分野でアレバと合弁会社を設立したのを皮切りに同社との連携を深め、13年には両社で共同開発した新型原子炉「アトメア」がトルコに採用されている。

     一方、日本原燃は青森県六ケ所村の再処理工場の建設で、アレバから全面的な技術協力を受けるなど両社の関係は深い。アレバへの出資でさらなる技術の獲得のほか、六ケ所村工場の操業開始後は再処理工場運営で助言を得られるなどの効果が期待される。【宮島寛、宮川裕章】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ORICON NEWS 松本人志、飲酒運転で逮捕のガリクソンに苦言「同じ事務所として、邪魔」
    2. 橋下徹氏 なお意気軒高 ツイッターで「橋下節」
    3. 日本維新の会 橋下氏が政策顧問退任へ
    4. ゴルフ 「腰痛」ウッズが手術 今季中の復帰困難に
    5. 森友学園 開校問題なら「僕にも責任」 橋下氏ツイート

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]