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<90>中東に涼を運ぶザクロ

イラク北部ドホークで、レストランの卓上に置かれたザクロソース。イラクやシリアでは、サラダにかけて食べる定番の調味料だ=2014年8月13日、秋山信一撮影

 シリアではザクロの生産が盛んだ。農業省によると、2015年の生産量は4万5000トン。内戦の影響で12年の8万トンから大幅に減ったが、夏から秋に市民に爽やかな味を運び、暑さを忘れさせてくれる。特に果汁を煮詰めたザクロのシロップやソースは、サラダや肉料理、サンドイッチの風味付けに欠かせない。

 ザクロの起源には諸説あるが、イランやイラク付近の原産だという説がある。独特の酸味があり、中東や北アフリカ、南欧などで親しまれている。シリアでは8月に果実が熟れ出し、9~10月に収穫期を迎える。数千トンを輸出していた時…

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