メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

成年後見制度 見守り重視へ 促進策、政府が利用見直し

 認知症や障害により判断能力が不十分な人の権利を守るため、成年後見制度の利用促進策を検討していた政府の有識者委員会は20日、計画の原案をまとめた。財産管理に偏りがちだった後見制度の利用を、本人の意思決定支援や見守りの重視へと転換を図る。政府は原案を基に利用促進計画を策定し、年度内に閣議決定する。

     認知症高齢者や地域で暮らす障害者が増え、意思決定を支援する成年後見制度の必要性は高まっているが、普及していない。このため有識者委員会では、全国どこでも制度を使えるようにするとともに、利用者本人がメリットを実感できる改善策を検討してきた。

     原案では、制度利用の必要な人を早期に見つけ、適切な利用につなげるため、市町村に対し、相談機能の充実を求めた。また従来の保健や医療、福祉関係者だけでなく、新たに司法も含めた連携の仕組みを、地域に構築する必要があると指摘。連携を推進するため、各市町村に中核的な機関を設置することを盛り込んだ。

     また、後見人だけに任せるのではなく、親族や福祉、地域の関係者らがチームとして本人にかかわることも進める。複数の目で見守ることで、きめ細かな対応ができるとともに、財産の横領など不正の防止にもつながるとしている。

     政府の計画を受け、市町村ごとの利用促進計画が策定される見込み。【有田浩子、山田泰蔵】

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 日馬富士暴行 リモコン、灰皿で殴打 個室モンゴル勢のみ
    2. 名古屋・私立高 男子26人、女子装い電子マネー要求 
    3. クローズアップ2017 日馬富士関暴行 「キレた横綱」混迷 証言食い違い/報告遅れ
    4. 日馬富士暴行 「堂々巡りだから」貴乃花親方、法的手段も
    5. 日馬富士暴行 任意聴取で認める 診断医師は重傷否定

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]