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独テロ

組織的か 公開捜査の男、ISと交流

 【ベルリン中西啓介】ベルリンのクリスマス市(いち)に大型トラックが突入し60人が死傷したテロ事件で、独捜査当局は22日、実行犯とみて公開手配したチュニジア人の男の行方を追っている。男は独国内にいる過激派組織「イスラム国」(IS)の支持者と交流があったとみられ、連邦検察はIS支持者による組織的犯行も視野に捜査を進めている。

     独連邦刑事局は21日夜、アニス・アムリ容疑者(24)の写真を公表し、公開捜査を開始した。事件に使われたトラックの運転席からアムリ容疑者の滞在許可証が見つかった。デメジエール内相は22日夕、「運転席から容疑者の指紋が見つかった。高い確率で実行犯とみられる」と説明した。アムリ容疑者は、IS戦闘員勧誘容疑で先月逮捕された「独国内のIS組織トップ」とされる男ら複数の過激派と交流があったとみられている。

     独西部ノルトライン・ウェストファーレン州によると、アムリ容疑者は昨年7月に入国後、州内で難民申請したが、今年6月に却下された。だが、有効な身分証がないため身分確認ができず、強制送還できなかった。アムリ容疑者は入国直後から、ベルリンなど複数の拠点を転々としていた。

     今年になってIS支持者とみられる人物と州内で接触したことで「危険人物」とされ、情報機関の監視対象になった。ベルリンでは違法薬物の販売などで得た金で武器を購入しようとしたとの情報があり、7月には傷害容疑で警察の捜査対象になっていた。

     独紙ビルトによると、事件後の21日午前11時ごろ、ノルトライン・ウェストファーレン州エメリッヒの喫茶店で、容疑者のフェイスブックアカウントが操作された痕跡が見つかった。また、その4時間後にはアカウントが消去された。公開手配後、容疑者の足取りはつかめていない。テロへの不安が広がる中、22日夕に連邦刑事局を訪れ捜査状況の説明を受けたメルケル首相は「多くの人が冷静に対応していることを誇りに思う。我々はこの試練を乗り越えられる」と話した。

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