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今週の本棚

本村凌二・評 『狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ』=梯久美子・著

 ◆梯(かけはし)久美子・著

 (新潮社・3240円)

男と女の比類ない生態神話の出現

 祖国に殉じる戦士にあこがれていた鶴田浩二が目を潤ませて歌っていた「同期の桜」だが、島尾敏雄は決して歌わなかったという。

 敏雄は奄美の加計呂麻(かけろま)島に27歳の特攻隊長として赴任し、島民から守護神のごとく敬愛されていた。終戦の前々日、出撃命令が出されていたが、実行されないまま敗戦の玉音放送を聞く。

 この隊長は島の国民学校代用教員だった25歳のミホとすでに愛し合う仲だった。夜ごと逢瀬(おうせ)を重…

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