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凍土壁の段階的な全面凍結容認 汚染水対策

原子力規制委員会の検討会が方針を示す

 原子力規制委員会の検討会は26日、福島第1原発の汚染水対策として、東京電力が建設した「凍土遮水壁」(全長約1.5キロ)について、段階的に全面凍結することを認める方針を示した。規制委は、全面凍結すれば敷地の内側と外側で水位差が生じ、内側の汚染水が外側に漏れる恐れがあるとして全面凍結に慎重だったが、凍土遮水壁自体の遮水効果は少なく、全面凍結しても安全上の懸念は少ないと判断した。

     規制委が凍結を認める方針を示したのは、山側で未凍結だった5カ所(計約32メートル)。規制委の更田豊志委員長代理は検討会で「凍土遮水壁は遮水効果を上げておらず、山側を閉じても危険な状況はないのではないか」と述べた。

     凍土遮水壁は、1~4号機建屋周辺の地下を「氷の壁」で囲って地下水の抑制を目指す汚染水対策の柱。東電は3月末に一部区間で凍結を開始し、これまでに山側の5カ所を除く範囲で段階的に凍結を進め、海側の690メートルについては10月に「凍結完了」と発表した。しかし、海側に設けた井戸のくみ上げ量は計画に比べて減っておらず、山側の残り区間を凍結できない状態が続いていた。【柳楽未来】

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