被爆者サダコの祈り

オバマ氏共有 親友の手紙に返書

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オバマ大統領からの礼状を手にする川野登美子さん=広島市中区で2017年1月8日午前11時49分、竹下理子撮影
オバマ大統領からの礼状を手にする川野登美子さん=広島市中区で2017年1月8日午前11時49分、竹下理子撮影

 広島で被爆し、10年後の1955年に白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんの親友の川野登美子さん(74)=広島市=に6日、オバマ米大統領からお礼の手紙が届いた。川野さんは昨年9月、生前の禎子さんの様子を伝える手紙と、自身が製作した禎子さんの本やDVDを毎日新聞を通じて送っていた。オバマ氏は「あなたの物語を共有させていただき、感謝します」とつづっている。

 川野さんと禎子さんは小学校の同級生。禎子さんは6年の時に発症し、病床で回復を祈って折り鶴を作り続けた。禎子さんの死後、川野さんら同級生は平和を築くための像を造る運動を開始。平和記念公園(同市中区)に禎子さんをモデルにした「原爆の子の像」が建立された。

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