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こけしの駒でチェス…高校生考案ゲームが評判に

青森県立黒石商業高校の生徒たちが考案した「こけス」の駒=足立旬子撮影
青森県立黒石商業高校で開かれた競技大会で対戦する生徒たちを見守る今金雄さん(中央)=足立旬子撮影

青森・県立黒石商生徒 「全国に広めたい」と意気込む

 こけしの駒でチェス--。青森県黒石市の県立黒石商業高の生徒が授業の一環で考案した新しいゲーム「こけス」が評判を呼んでいる。昨年、二つの土産物コンテストで入賞し、東京や仙台で販売中だ。生徒たちは「地元の伝統工芸の魅力を生かしたゲームを全国に広めたい」と意気込む。

 「キング」「クイーン」など高さ5~8センチの6種類の駒が愛らしい表情のミニこけしになっており、チェスを簡素化したルールで対戦する。16体ずつで1セット。駒を包む風呂敷にチェス盤が印刷され、広げてすぐにゲームができる。

 こけスは2010年、同校商業科3年生が商業に関する課題を研究する授業で生まれた。当時の指導教諭、今金雄(こんかねお)さん(61)によると、授業で「昔の子供はこけしを背負って遊んでいた」と話すと、生徒たちから「置物ではなく、遊び道具として興味をもってもらおう」とチェスの駒にするアイデアが出た。

 チェスの専門家に相談してデザインやルールを考え、こけし職人に依頼して試作品を作った。その後も毎年、3年生が研究を引き継ぎ、改良を加えたり、体験会や競技大会を開催したりしてきた。

 昨年、黒石市のふるさと納税の返礼品の一つに採用された。更に、仙台市産業振興事業団が主催する「新東北みやげコンテスト」で入賞し、東京ドームで開催中の「ふるさと祭り東京」実行委員会による「おみやげグランプリ」でもアイデア賞を受賞。それぞれ副賞として、18日まで東急ハンズ仙台店で、15日まで東京ドームで展示・販売されている。

 知名度を測るアンケートなどに取り組んできた中村謹支(ちかし)さん(3年)は「誰でも気軽に楽しめる。これからも地元を盛り上げていきたい」と反響に手応えを感じている様子。昨年度で同校を定年退職した今さんは、自宅の作業場で木工所から届いた木地を磨いて駒に顔を描き、1セットを1日半かけて仕上げている。「企業が応募するコンテストでの入賞は素晴らしい。空港の土産物店などに販路を広げ、世界に発信できたら」と張り切っている。

 東京ドームなどで販売しているのは機械加工の「普及版」で1セット1万2000円。職人が加工・絵付けした「マニア向け」は同4万円(いずれも税別)。【足立旬子】

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