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降雪予測

市民から結晶画像を募集、分析 気象研究所

 気象庁気象研究所(茨城県つくば市)が、関東地方の一般市民に降った雪の結晶をスマートフォンなどで撮影してもらって集める「関東雪結晶プロジェクト」を始めた。誰でも参加できる市民参加型の研究で、広くたくさんの写真を集めて分析し、正確な予報が難しい関東地方の降雪予測の精度向上を目指す。

上空の大気の状態によって雪の結晶の形が変わる。「広幅六花」と呼ばれる雪の結晶=荒木健太郎研究官提供

 関東甲信地方に雪をもたらすのは、列島の南側を通る「南岸低気圧」。しかし、降雪量や雨か雪かなどは、低気圧の進路や地上付近の温度など、さまざまな条件で変わる。気象研の荒木健太郎研究官によると、中でも関東の平野部では分からないことが多いという。雪の結晶の形を調べれば、水蒸気の量や温度など、雪を降らす雲の中の状態を知るのに役立つが、従来は個々の研究者の観測頼みでデータが少なかった。

「樹枝状六花」と呼ばれる雪の結晶=荒木健太郎研究官提供

 昨年11月に東京都内で54年ぶりに初雪が降った際、試験的に結晶の写真を募集したところ、約2週間で約5000枚の画像が集まった。地域や時間ごとに結晶の形が変化していることが分かるなど、成果があったという。

 荒木研究官は「『雪は天から送られた手紙である』という言葉がある。雲の観測データと組み合わせ、精度の高い雨雪判別手法の確立や、将来の関東甲信地方の降雪の予測精度向上につなげたい」と協力を呼びかけている。撮影や送信の方法は気象研のホームページ(http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/snowcrystals.html)に掲載している。【飯田和樹】

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