6歳「もっちぃ」 乗客出迎え愛嬌
山形県唯一の第三セクター、山形鉄道(長井市)が運行するフラワー長井線の宮内駅(南陽市)に駅長を務める白ウサギがいる。6歳の雌「もっちぃ」だ。白い餅のようなふっくらとしたかわいい姿を一目見ようと、全国からファンが集まる。駅長が待つ、古い木造平屋建ての駅舎を訪ねた。
「かわいいー」。昨年12月下旬、小屋がある駅長室に入ると、もっちぃときょうだいの雄「ぴーたー」が餌を食べる姿に京都府の主婦、片山明美さんと長女沙織さんが頬を緩ませた。駅員が小屋から出すと、もっちぃは片山さんらの足元をすり抜け、室内を駆け回る。負けじとぴーたーも後を追う。
片山さんはインターネットでもっちぃを知り、2014年から娘と駅に足を運ぶ。今回で6回目。「自由気ま…
この記事は有料記事です。
残り703文字(全文1037文字)