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仏教の魅力を歌を通じて伝える女性僧侶たちが人気だ。法衣と袈裟(けさ)に身を包みマイクやギターを手に歌うコンサートは盛況で、CDデビューした人も。なぜ尼僧たちは歌うのか。2人の若き歌い手に会いに行った。【花澤茂人】
ポップな旋律乗せ
昨年11月初旬の夜、京都市内の寺にリズミカルな音楽が響いた。若手僧侶ら主催のコンサートイベント。阿弥陀(あみだ)如来像が見守る中、マイクの前に立ったのは「愛$(アイドル)菩薩(ぼさつ)」の名で2007年から活動する中村祐華さん(34)だ。
「当たり前に 人と生まれたつもりで 業を背負い 不思議の縁でここにいる 今ある自分 爪上(そうじょ…
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