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与党も天下り追及…政府の本気度疑問視

衆院予算委員会で自民・河野太郎氏の文部科学省の天下りあっせん問題について質問に対し答弁する松野博一文部科学相。後方は中座から戻った安倍晋三首相=国会内で2017年1月26日午前10時17分、川田雅浩撮影

 26日の衆院予算委員会で、自民党の河野太郎前行革担当相が文部科学省による天下りあっせん問題を厳しく追及した。政府は全府省庁を対象にした調査を実施し再発防止に努める方針だが、野党だけでなく与党からも本気度を疑問視された格好で、早期に幕引きとはいきそうにない。

     河野氏は政府に遠慮なく切り込んだ。安倍晋三首相は「現行制度による厳格な監視が機能したから事案が明らかになった」と繰り返しているが、河野氏は再就職等監視委員会の委員4人が非常勤だと指摘し、体制充実を求めた。

     山本幸三国家公務員制度担当相が「どこまでできるか検討したい」と答弁すると、「へっぴり腰では困る」と一喝。野党委員から拍手を浴びた。

     もともと歯に衣(きぬ)着せない発言が持ち味の河野氏。文科省による内部調査を「泥棒に泥棒の見張りをさせても意味がない」と批判し、松野博一文科相が「有識者、弁護士に関与してもらう」と答えても「関与では弱い」と納得しなかった。

     さらに、文科省の官僚が国立大学法人に幹部として出向する「現役出向」が241人に上るというデータを披露。「国立大学法人は文科省の植民地になっているのではないか。出向をやめるべきだ」と天下り以外でも同省の姿勢をただした。

     公明党の赤羽一嘉氏は「文科省の調査報告を3月ではなく、速やかに行うべきだ」と政府に迫った。与党側にも、追及が手ぬるいと世論の批判を浴びかねないという危機感がにじむ。

     旧民主党時代、第1次安倍内閣の天下り規制を不十分だと批判した民進党は「得意分野」で存在感を示そうと躍起になっている。26日の衆院予算委理事会では、前川喜平前文科事務次官らの参考人招致を要求した。

     与党が拒むと、玉木雄一郎氏は予算委で「前川氏を呼ばないと真相が分からない」と首相に直談判した。

     「行政府の長は立法府に口を出すべきではないと玉木さんはしょっちゅうおっしゃっている。私がそういうことをしてはいけない」。首相は皮肉を交えて玉木氏に反論した。【小山由宇、光田宗義】

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