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JR鹿児島線

トラブル相次ぐ 6万7000人に影響

 JR九州の鹿児島線で27日、トラブルが相次ぎ、約6万7000人に影響した。午後2時ごろ、博多総合指令(福岡市)の運行管理システムが作動しなくなり、全線で40分間から1時間運転を見合わせて4県で約2万5000人に影響した。午前にも、福間駅(福岡県福津市)構内で信号機が赤のまま変わらなくなる障害が発生し、福岡県内の一部区間で一時運転を見合わせ、ラッシュ時と重なって約4万2000人に影響した。

     JR九州によると、博多総合指令で鹿児島線(門司港-八代、川内-鹿児島中央)の列車の運行状況を表示する管理システムの画面が突然動かなくなった。最大1時間にわたって全線で運転を見合わせ、特急8本を含む上下56本が運休した。

     トラブル発生時、外部業者が指令所内の電源装置のバッテリーの交換をしていた。予備電源に切り替える際に不具合が発生し、運行管理システムに電気が一時的に供給されなくなった。2013年7月にも同システムで装置の一部の交換ミスで障害が発生し、九州全域で11万人に影響するトラブルを起こした。

     27日午前に福間駅構内で発生したトラブルは、同日未明にグループ会社が信号機を制御する電源供給装置のバッテリー交換をした際、配線の接続を誤ってショートさせたのが原因だった。トラブルが相次ぎ、JR九州は「お客様に大変ご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます」とコメントを出した。

     佐賀市から福岡市の博多駅に来た女性会社員(41)は「車内で1時間以上待たされ、運転再開のメドも知らされなかった。結局、会議に遅刻した。安心してJRに乗ることができない」といらだたしげに話した。福津市から福岡市に通学する高校3年の女子生徒(18)は「朝のトラブルで学校に遅刻し、夕方のトラブルで塾に間に合わなくなり、父親に博多駅まで迎えにきてもらっている。受験前の大切な時期なのに」とうんざりしていた。

     安部誠治・関西大教授(交通政策論)は「トラブルの内容はいずれも素人のような単純ミス。メンテナンス事業を下請け会社や外部業者に委ねるにしても、業者の技術力を高める対策はJRも一緒になって考えるべきだ」と指摘した。【青木絵美、吉川雄策】

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