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14歳の伊藤ふたばが最年少V

最年少優勝した伊藤=田原和宏撮影

ジャパンカップ・女子

 2020年東京五輪の追加競技であるスポーツクライミングのボルダリングで日本一を決めるジャパンカップは29日、東京・代々木第2体育館で決勝などが行われ、女子は伊藤ふたば(岩手県協会)が14歳9カ月の大会史上最年少で初優勝を飾った。過去10回の優勝を誇る野口啓代(あきよ)=茨城県連盟=ら決勝に進んだ6人で唯一、四つの課題のうち三つをクリアした。

 男子は藤井快(こころ)=東京都連盟=が男子では大会初となる2連覇を果たした。準決勝では、世界選手権覇者の楢崎智亜(栃木県連盟)が敗れる波乱もあった。

14歳の伊藤「早くW杯に出場したい」

 世界選手権やワールドカップ(W杯)で活躍する野口らあこがれの選手を前にしても臆することはなかった。伊藤は持ち味である柔軟性と身長160センチからの長い手足を生かした登りで、トップ選手に匹敵するパフォーマンスを見せた。「決勝はあまり緊張せずに自分らしく登ることができた」と振り返った。

 ホールドと呼ばれる突起物のある高さ5メートル以下の人工壁をいくつ登れたかを競うボルダリング。日本は男女合わせた国別ランキングで3年連続1位と、無類の強さを誇る。その強さは若い世代にも受け継がれていた。決勝に進んだ6人のうち中学生が3人。14歳の伊藤よりも年下が2人もいた。W杯で年間総合優勝4回を誇る野口も「ふたばちゃんらが来るのは予想していた。本当に強い選手が決勝に残った」と驚く様子はない。国際大会に出場できるのは16歳以上に限られるからだ。

 伊藤は岩手県出身。クライミングが趣味だった父の影響で小学3年から競技を始めた。次第に力を付け、2年ほど前から国際大会に出場するようになり、体の使い方など対応力に磨きがかかった。昨年は世界ユース選手権B(14~15歳)で2位と結果を残した。

 「早く野口さんたちとW杯に出場したい」と伊藤。東京五輪に向け、楽しみな世代が育ちつつある。【田原和宏】

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