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シャープ

9四半期ぶり最終黒字 10~12月期42億円

買収契約締結後、握手する台湾の鴻海精密工業の郭台銘会長(中央)、戴正呉副総裁(左)とシャープの高橋興三社長=堺市堺区で2016年4月2日、三浦博之撮影

 経営再建中のシャープは3日、2017年3月期の連結業績予想を上方修正した。本業のもうけを示す営業利益が従来予想の257億円から373億円に上振れする。昨年8月に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下に入り、主力の液晶事業などでコスト削減が進んだため。16年10~12月期連結決算では、9四半期ぶりに最終黒字42億円を確保した。

     17年3月期の売上高予想は、2兆円から2兆500億円に上方修正し、最終(当期)損益の赤字幅は418億円から372億円に縮小する。

     不採算事業からの撤退に加え、鴻海と連携して部材の調達先の見直しや物流の効率化などを進めて収益が改善した。16年10~12月の3カ月間では、主要7事業のうち、国内市場が低迷している太陽電池事業を除く6事業で黒字を確保した。

     赤字が続いていた液晶事業は、価格下落で採算が悪化していた液晶パネルの販売先を見直した結果、8四半期ぶりに黒字に転じた。東京都内で記者会見した野村勝明副社長は「(経営再建は)計画を若干上回るスピードで進んでいる」と述べ、鴻海との協業が順調との認識を示した。

     また、同時に発表した16年4~12月期連結決算は、最終損益が411億円の赤字。前年同期の赤字1083億円から大きく改善した。売上高は前年同期比23.2%減の1兆4912億円、営業損益は189億円の黒字(前年同期は290億円の赤字)に転換した。【久野洋】

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