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LGBT偏見もセクハラ…言動、懲戒対象

 人事院は今年から、省庁でのセクハラ防止に関する規則の運用通知を改め、LGBTなど性的少数者に関する偏見に基づく言動やからかいもセクハラに当たると明記した。「同性愛者は気持ち悪い」「おとこおんな」などの差別的発言もセクハラとされる。国家公務員の一般職約28万人が対象で、違反すれば懲戒などの処分対象となる。

 規則は新たに「性的指向や性自認に関する偏見に基づく言動」がセクハラに当たると定めた。当事者団体によると、独身者に「結婚しないなんて、こっち(同性愛)じゃないの」と言ったり、言動などから本人の自認する性別とは違う性別としてからかったりすることもセクハラになるという。人事院は「以前からセクハラと理解していたが、性的少数者に関する問題が近年社会課題となり、より明確になるよう追記した」としている。

 厚生労働省が策定する民間企業向けの指針は、性的少数者へのひわいな言動もセクハラとしているが、偏見に基づく言動までは対象に明記していない。

 性的少数者差別を禁止する法整備を目指す「LGBT法連合会」には、「職場でカミングアウトしたら『あいつはホモ(レズ)だから気をつけろ』と言いふらされた」「飲み会で上司から『お前はホモか? もっと男らしくしろ』と怒鳴られた」といった声が多数寄せられている。神谷悠一事務局長は「人事院が差別を許さない姿勢を率先して見せた。地方自治体や民間企業でも同様の対応が求められる」と評価する。【藤沢美由紀】

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