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英語授業3分刻みで達成感 教研集会で紹介 

英語の短時間学習について報告する松倉教諭(左端)=新潟市で2017年2月3日

読み、書き、歌う…五つのパートで 長野県の教諭

 新潟市で3日から開催している日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会の分科会で、小学校の英語に15分の短時間学習を取り入れた実例が報告された。2020年度から順次実施される次期学習指導要領で英語は小学校5、6年で正式教科になることから、分科会では授業方法や効果について教員から質問が相次いだ。

     現在、小学校の英語は5、6年生で楽しみながら学ぶ「外国語活動」として週1時間(単位時間45分)が設定されている。正式教科化に伴い5、6年は週2時間に増え、「外国語活動」は3、4年生に前倒しする。3年から6年は授業が週1時間増えることになるが、今も高学年は平日6時間の授業がほぼ埋まっている。このため中央教育審議会(中教審)は45分を分割した短時間学習などを提案。授業法が注目されている。

     短時間学習を報告したのは長野県北相木村立北相木小の松倉邦幸教諭(37)。学校独自に研究を進め、昨年4月から週2回、休み時間後の15分を利用した授業を始めた。教科化で求められる「書く」「読む」の2技能に慣れ親しむことを目標に、15分を3分ずつ(1)英単語を読む(2)英単語を書く(3)英文を読む(4)英文を書く(5)洋楽を歌う--の五つのパートに分けた授業とした。

     短時間に集中することで児童に「やりきった」という爽快感が残り、英語嫌いになるのを防ぐ効果がある。さらに、15分授業で扱う内容を週1回ある45分の授業と連動させることで、相乗効果が期待できるという。3分にした理由について松倉教諭は「5分間、英単語や英文を書き続けるとスピード感がなく、達成感も得られなかった」と説明した。児童にアンケートしたところ、9割が「前より書けるようになった」と回答したという。

     他の都道府県の教員からは「45分の授業とどう関連付けているのか」「児童の評価はするのか」など、短時間学習についての質問があった。松倉教諭は「短時間学習だけで評価をすることはしない。来年度は週3回に増やし、教材研究も進めたい」と話した。

     短時間学習を巡って学校現場には「休み時間が削られ、児童と教員双方の負担になる」「中途半端な内容になる」など批判的な見方もある。【伊澤拓也】

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