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岡野俊一郎さん死去

粋で洒脱な理論家 スポーツ界に尽力

 元国際オリンピック委員会(IOC)委員で、日本サッカー協会会長も務めた岡野俊一郎さんが2日、亡くなった。東大サッカー部時代の1953年、西ドイツで開かれたドルトムント国際大学スポーツ週間(現ユニバーシアード大会)に出場して以来、60年以上にわたり、スポーツ界の変化と発展の中心にいた。

 岡野さんには二つの特徴がある。明治6年創業の東京・上野にある和菓子屋「岡埜栄泉」5代目という江戸っ子ならではの粋と洒脱(しゃだつ)さ。一方でドイツ語と英語を生かした国際的な人脈と、その経験に裏付けられた理論派としての顔。前者は「三菱ダイヤモンドサッカー」の名解説者としてサッカー普及への貢献となり、後者は日本オリンピック委員会(JOC)や日本サッカー協会における要職歴任へと結びついた。

 根性論だけでは勝てないと若いときから繰り返し、スポーツ医科学や心理学などの重要性を訴えた。戦時中、…

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