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国蝶(こくちょう)オオムラサキの神奈川県内最大級の繁殖地とされる秦野市渋沢の八国見山(319メートル)で、南面区域の大規模な霊園開発の影響から幼虫の越冬数が激減していることが、NPO「日本チョウ類保全協会」などのフィールド調査で分かった。11日に東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれる「チョウ類の保全を考える集い」で調査結果の概要が発表される。【高橋和夫】
霊園への進入道路の建設で葉が幼虫の餌となるエノキが移植されたことや、霊園計画区域(広さ19.9ヘクタール)での樹木の伐採、尾根を削り谷を埋め立てる造成による環境の変化が大きく影響しているとみられる。八国見山周辺には幼虫の食樹エノキが約200本あり、霊園区域と進入道路の周辺が最も生息環境が優れた場所とされていた。越冬調査は同協会などの呼び掛けでチョウ類愛好家らが参加して、2012年から毎年12月下…
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