初乗り４１０円　ちょい乗り効果で利用２３％増

東京都心部の運賃値下げ２週間

　東京都心部（２３区と武蔵野市、三鷹市）のタクシー初乗り運賃が従来の２キロ７３０円から１．０５２キロ４１０円に１月３０日に値下げとなり、２週間近くが経過した。国土交通省が新運賃導入後５日間（１月３０日～２月３日）のサンプル調査を行ったところ、導入前の実績に比べ、７３０円以下の利用回数が約９％増加し、４１０円の利用回数は約２３％増えたことがわかった。料金引き下げで、短距離の「ちょい乗り」効果が確認された格好だ。

　旧運賃では４１０円の設定はないが、導入前の１．０５２キロ以内の走行データから、利用回数が約２割増えたことが確認された。国交省は「５日間の実績でみる限り、短距離の需要喚起にはつながっている」と話している。