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ネット予約

トレタが「全国初」キャンセル見舞金 狙いは

飲食店の無断キャンセルへの「お見舞金」新サービスを始めた「TORETA(トレタ)」のサイト

 飲食店向けインターネット予約サービスを提供する国内最大手の「トレタ」(本社・東京都品川区、中村仁社長)は、天災によるやむを得ない休業や予約の無断キャンセルなどで損害を被った飲食店に「お見舞金」を支払うという新サービスを今月9日から始めた。この種のサービスは「全国初」といい、今後の動向が注目される。

 トレタ(https://toreta.in)は、ネット予約と同時にクレジット決済でデポジット(預かり金)を店側が利用者からもらえ直前キャンセルを防止するサービスを2016年7月から提供しており、このサービスを仲介したキャンセル料1万円以上の予約を対象とする。火災や交通事故などで1日以上休業して予約の取り消しが発生した際にも支給する。年3回まで。

 同社によると、2014年10月~翌15年5月までの8カ月間にトレタを介した予約約160万件のうち、無断キャンセルは約9600件発生した。分析してみると、なかでも利用当日の予約が突出して発生率が高いことが分かった。さらに予約人数別で見ると、「10人」「15人」「20人」「25人」と、切りのよい人数ごとに率が悪化したという。「人数が固まらなくてもとりあえず店を押さえたい」「他に適当な店を押さえられれば、ドタキャンすればいい」と、人物特定があいまいでも予約が可能だったネット世界ならではの問題が浮き彫りになっていた。

 不特定多数の目に触れるネット予約は新たな顧客を獲得するチャンスだが、無責任にキャンセルされると、その食材が無駄になるのに加えて、他の客が利用できなくなることもある。飲食店側としては二重三重の損害が生じても、泣き寝入りするケースも少なくなかった。

 トレタの吉田健吾取締役(42)は「ネット予約のお店側の信頼性はまだ低い。デポジットや今回の見舞金などの諸策で、そうしたリスクを穴埋めし、お店の負担を軽減したい。『無断キャンセルはお店には大損害』ということの啓発にもつながれば」と話している。【錦織祐一/デジタル報道センター】

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