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職員が入札偽装、6人処分…受注業者に不正依頼

 札幌市は13日、2014、15年に結んだ市円山動物園の業務契約2件で、同園の複数の職員が実際には行っていない指名競争入札を実施したように装っていたと発表し、関係職員6人を減給などの懲戒処分とした。

     契約はモンキーハウス修繕などと、アフリカゾーン柵取り付けなど。書類上は指名競争入札で、市内の同じ金属加工会社が落札したことになっている。

     市によると、アフリカゾーンは担当の40代の男性職員が受注会社の男性社員(当時)に他の4社から337万~359万円の入札書を集めさせ、320万円で請け負わせた。上司で50代の係長職の男性も、事情を知りながらこの処理を認めた。

     モンキーハウスでは30代の係長職の男性職員が同じ元社員に頼んで他の2社から159万円と162万円の入札書を出させ、128万円で発注した。

     市の説明では、いずれも緊急性を伴う工事で、必要な手続きをすれば随意契約が可能だった。関与した職員は「指名競争入札でなければならないと誤認した。オープンまで時間がなく、短期間で契約したかった」などと説明したという。

     懲戒処分は、実際に関わった3人が減給4カ月から2カ月(10分の1)で、管理監督責任を問われた3人も減給や戒告とした。市は「組織的な不正はなかった」としている。

     また同市は、麻生球場の改修工事を巡る官製談合防止法違反(入札妨害)で元市スポーツ部職員が有罪判決を受けたことを受け、当時の上司2人を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とした。この工事も同じ会社が受注しており、元社員は市などに一連の契約で「不正があった」と通報していた。【藤渕志保】

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