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鉄道博物館整備へ 日本統治時代からの車両工場跡

報道陣に公開された「台湾機廠」の工場跡。鍛冶工場には工員の人形も置かれ、当時の様子を再現していた=台北市内で2017年2月14日、鈴木玲子撮影

 【台北・鈴木玲子】台湾当局は台北市内に残る鉄道工場跡に鉄道博物館を建設するため、交通部(交通省)と文化部(文化省)が14日、博物館の設置協力で調印式を行った。式典に伴い、工場跡が報道陣に公開された。約10年間かけ旧工場の建物などを修復し、博物館として整備する。年内には、一部で一般の見学も始める予定だ。

     博物館の予定地は、旧鉄道工場「台北機廠(きしょう)」。日本統治時代(1895~1945年)の1935年に完成した。戦後も台湾鉄路管理局が活用し、車両の整備などが行われ、2012年ごろまで使われた。

     工場機能が北部・桃園に移転した後、跡地は当初、一部を除いて再開発される予定だったが、市民から保存を望む声が相次いだ。このため当局は、産業発展に貢献し、歴史的にも貴重な文化資産として保存を決め、15年に旧跡に指定。昨年12月には博物館として活用する計画を打ち出した。

     旧跡に指定された約16.8ヘクタールという広大な敷地には、ディーゼル車両工場や、日本統治時代に建てられたという鍛冶工場、組み立て工場などが並ぶ。工員らが仕事の後で疲れを癒やした大浴場も残る。

     鄭麗君・文化部長(文化相)は、年内には事前登録した一般者を対象にした見学ツアーを開設する意向を明らかにした。鄭氏は「鉄道は台湾人共通の記憶」と述べ、博物館設置の意義を強調。「日本人観光客もぜひ来てほしい。歓迎します」と話していた。

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