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逮捕女の情報錯綜「悪ふざけ」「暗殺団」

 【クアラルンプール西脇真一、平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が13日にクアラルンプール国際空港で殺害された事件で、マレーシアの華字紙「中国日報」は16日、事件に関与したとして同日逮捕されたインドネシア旅券を所持する女が「悪ふざけの映像を撮影するため100米ドルで雇われた」と供述したと伝えた。既に逮捕されたベトナム旅券を所持する女も男4人から「いたずら」の話を持ちかけられたと話している。これらの供述などを基に、地元メディアは男女6人のグループが殺人を請け負った「暗殺団」だったとの見方を報道している。一方、わずか5秒ほどという素早い殺害の手口などから「外国工作員」関与説も根強く、情報は錯綜(さくそう)している。

 報道によると、インドネシア旅券を所持していた女は、映像撮影のために雇われ、他の男女の正体も知らないと話しているという。

 ただ、ある程度の期間、行動を共にしていたとみられ、マレーシアの華字紙「東方日報」は、逮捕された女2人と逃走中の男4人は殺人の依頼を請け負って実行する「暗殺団」であり、特定の国や情報機関の所属ではないと、警察がみていると報じた。

 これに対し、マレーシアの英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズは、監視カメラの映像から、空港ターミナルでの毒物による襲撃は、5秒にも満たないほどだったと指摘。警察幹部が「海外の工作員による仕業と信じる理由がある。2人の女から離れた所には別の人物がいる」と、連携して襲撃が実行されたとの見方を示したという。

 さらに同紙は、北朝鮮の工作機関「偵察総局」に所属する男(40)が現場周辺にいた可能性を伝えた。この場合は、組織が女2人をだまして実行させたことになるようだ。

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