メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

想定以上の破損

サソリ型ロボットが撮影した福島第1原発2号機原子炉直下につながる開口部(左上)=東京電力提供

 東京電力福島第1原発2号機で、自走式の「サソリ型ロボット」を使った格納容器内部の調査は目標の原子炉直下まで到達できないまま、16日に終了した。2号機は水素爆発した1、3号機より損傷が比較的少ないと見られていたが、格納容器内部にある格子状の足場に穴が見つかるなど破損状況は想定以上に激しく、廃炉作業の難しさを改めて示した。

 「堆積(たいせき)物の情報などを収集できた世界初の調査で、失敗ではない」。東電の岡村祐一原子力・立地本部長代理は記者会見で強調した。サソリ型のカメラは格納容器内の配管などの状況もとらえており、今後の映像処理によってはより鮮明な画像を得られる可能性がある。

 しかしサソリ型は、レール上を2メートル余り進んだ地点で走行用ベルトが動かなくなり、溶融燃料の状況を確認することはできなかった。東電は今年夏にも、1~3号機の溶融燃料の取り出し方針を決定し、廃炉作業を本格化させる方針。今回の調査は「基礎データ」になるはずだったが2号機内部の全体像は不明のままで、調査の出直しを求められることは確実になった。

 次回調査の予定は決まっておらず、新たなロボット開発から始めなければならない可能性もある。東電は1号機については来月、別のロボットを投入する予定。3号機は格納容器の底の汚染水が多く、水中で動くロボットの開発を進めている。【柳楽未来、岡田英】

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 上野動物園 パンダ赤ちゃん、体長47.9センチ
  2. 夏の高校野球 延長戦で競り勝ち花咲徳栄 初の決勝戦進出
  3. 出産 高嶋政伸さんに第1子男児
  4. 温泉施設 洗い場やジェットバスが泡だらけ いたずらか
  5. 特集ワイド 田原総一朗さん、「政治生命を懸けた冒険」って? 「ミサイル」解決へ首相は動く 対北朝鮮、月内にもアクション

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]