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対話枠組み強化 トランプ政権下初

 【ボン中西啓介、北京・石原聖】米国のティラーソン国務長官は17日、主要20カ国・地域(G20)外相会合が開かれている独西部ボンで、中国の王毅外相と会談した。トランプ政権発足後、米中の閣僚が会談するのは初めて。トランプ大統領と習近平国家主席の電話協議で「一つの中国」政策の維持が確認されたことが、両外相の会談につながった。米国務省が会談後に発表した声明によると、ティラーソン氏は北朝鮮による核・ミサイル開発の脅威を抑止するため、あらゆる手段で影響力を行使するよう求めた。

     中国外務省によると、王氏は会談で、9日のトランプ氏と習氏の電話協議に言及した。歴代米政権が踏襲してきた「一つの中国」政策の見直しを示唆したトランプ氏が「『一つの中国』政策を尊重する」と表明したことで「全方位の戦略協力に向けた必要条件ができた」と指摘。接触の環境が整ったと判断したことを明らかにしたうえで、オバマ前政権時代と同様に「衝突しない」ことを前提とした「違いの管理と協力の深化」を呼びかけた。

     ティラーソン氏は「一つの中国」政策の堅持を改めて述べたうえで、経済・金融、安全保障での対話協力の枠組みを維持・強化することへの期待を表明したといい、米中の外務・経済閣僚らによる「戦略・経済対話」といった従来の2国間協議が継続されることになるとみられる。また、朝鮮半島の核問題についても意見交換したという。

     米国務省によると、両外相は「見解の相違を建設的なマナーで話し合った」うえで、米中間の通商や投資状況を公正化していく必要性について協議した。

     トランプ氏と習氏の電話協議では早期の首脳会談で一致しており、実現に向けた地ならしも行われたとみられる。

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