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「弁護人を殺したい」勾留中、日記に記述

 名古屋市で高齢女性を殺害し、仙台市で高校の同級生ら2人に硫酸タリウムを飲ませたなどとされる元名古屋大学生の女(21)=事件当時16~19歳=は17日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)の裁判員裁判の公判で被告人質問に答え、人を殺したいという思いを発散させるため日記などを記していたノートに、弁護人を殺したいなどと書いたと供述した。

     弁護側の質問に元学生は、起訴後勾留中、弁護人に差し入れられたノートに「(拘置所の)職員を殺したい。弁護人でもいい」と書いたと明かした。「人を殺したいという思いが頭を占めてどうしようもなく、書いて発散させた」と説明した。

     16日の元学生の母親に対する証人尋問を踏まえ弁護側から「もしも母親が殺害されたらどう思うか」と聞かれると、元学生は「そうなのか、で終わってしまうような気がする」と述べた。「家族を失っても悲しむ気持ちは分からないか」と問われ「はい」と答えた。

     検察側の質問では、名古屋家裁の審判で最後に意見を求められた際、裁判長の首を絞めたくて「ネクタイをしてきてください」と発言したと明かした。

     被告人質問に先立ち、元学生の高校時代の友人男性が証人として出廷した。高校1年時に雑談中、犯罪の話から友人が「いつか犯罪をするのでは」と聞くと、元学生は「やるなら少年法で守られているうちにやりたい」と話したと証言した。

     友人は高校2年の12月、元学生に硫酸タリウムを飲まされたとされる同級生男性がタリウム中毒と診断されたことを担任教諭を通じ知ったという。元学生が薬品類に詳しかったことなどから「盛ったの、お前なんじゃないの」と冗談交じりに聞くと、強い口調で「そんなわけねえだろ」と反論されたと述べた。当時は元学生を強く疑わなかったとした。

     これらの証言をもとに検察側は被告人質問で、事件の際に少年法を意識していたかやタリウム事件の殺意の有無などを改めて尋ねたが、元学生は「覚えていない」などと答えた。【金寿英】

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