正男氏殺害

「日本の番組」偽装か…逮捕の女、家族に話す

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金正男氏殺害容疑で逮捕されたシティ・アイシャ容疑者の母親ベナさん。家族の記念写真を手に、「娘は無実だと確信している」と話した=インドネシア・ジャワ島西部バンテン州で2017年2月18日午前11時35分、ジャカルタ支局助手エドナ・タリガン撮影
金正男氏殺害容疑で逮捕されたシティ・アイシャ容疑者の母親ベナさん。家族の記念写真を手に、「娘は無実だと確信している」と話した=インドネシア・ジャワ島西部バンテン州で2017年2月18日午前11時35分、ジャカルタ支局助手エドナ・タリガン撮影

 【クアラルンプール平野光芳】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が13日にクアラルンプール国際空港で殺害された事件で、実行犯として逮捕されたインドネシア国籍の衣料品店店員、シティ・アイシャ容疑者(25)が事件の前後、家族に「日本のテレビ局に雇われ、マレーシアでいたずらをする番組の制作に携わっている」と話していたことが分かった。容疑者の義理の姉が毎日新聞のインタビューに応じた。北朝鮮側が日本のテレビ番組の制作を装って、容疑者を殺害の実行犯として利用していた疑いが浮上した。

 インドネシア・ジャワ島西部バンテン州で暮らすシティ容疑者の義理の姉、マラさん(25)によると、容疑者はシンガポール対岸にあるインドネシア領のバタム島で、女性用下着店の店員として勤務していた。先月下旬に実家に帰省した際、「1カ月ほど前から副業として、いたずら番組の制作に携わっている。バタム島からフェリーで度々、マレーシアに渡っている」と話した。いたずらの内容として「自分の手に唐辛子を塗って、相手の…

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