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野党4点セット追及…「森友」参院持ち越し

今国会では次々に問題が浮上した

 民進党など野党は24日の衆院予算委員会で、大阪市の学校法人「森友学園」が小学校用地として国有地を格安で取得した問題を追及した。しかし同じ日、2017年度予算案を採決する衆院本会議の27日開催では与党と合意。本気度を問われかねないちぐはぐな国会対応に、巨大与党を攻めあぐむ野党の苦悩がにじむ。参院で真相究明は進むのか。

     野党が手にした追及材料は、文部科学省による組織的な天下りあっせん▽組織犯罪処罰法改正案を巡る金田勝年法相の「質問封じ」文書▽南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題--に続いて四つ目。しかも、森友学園が開設予定の小学校は、安倍晋三首相の妻昭恵さんが名誉校長に就任することになっていたため、野党は今までの問題以上に勢いづいた。

     しかし、首相は17日の衆院予算委で「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と明言。24日の衆院財務金融委員会では、与党議員の関与についても「不当な働きかけは一切なかったと報告を受けている」と答弁した。

     民進党は24日の衆院予算委理事会で、土地取得時に財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官の参考人招致を要求したが、与党側は応じなかった。野党筆頭理事を務める民進党の長妻昭氏は「理事のみなさんも疑問は感じるでしょう」と食い下がるのが精いっぱいだった。

     これだけ問題が出てくると、予算案の採決に抵抗するのが野党の従来の戦術だった。しかし今回、審議拒否は選択肢になく、予算案の審議日程は淡々と決まっていった。そのあおりで「4点セット」の解明はいずれも道半ばだ。

     今国会を前に大島理森衆院議長は審議の充実を与野党に促した。野党がそれで自重している面もあるが、国会関係者は「批判を恐れて審議拒否をしない結果、追及は不十分。これで支持率が上がるわけはない」と野党のジレンマを指摘する。

     一方、与党側には今のところ慌てる雰囲気はない。自民党の下村博文幹事長代行は24日の記者会見で「首相はきちんと答弁している」と述べ、この問題が広がることはないとの見方を示した。【高橋恵子、樋口淳也】

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